フォーラムの理念

2050年を目指して、子どものためにつながる

私たちは子どもを中心にして国内外の教育の専門家が手を携え、いろいろな方を巻き込んで経験と知見を子どもに還元します。フォーラムの「新教育者」とは、「共育」の意味を含んいます。「共育」とは、子どもと大人、地域社会が互いに学び合い、共に成長していくという考え方です。このフォーラムでは、母親も含めて子どもの教育に関わる多様なバックグラウンドを女性たちが集い、学びます。
2023年12月発足 偶数月にオンラインで開催しています。

フォーラムの3つの役割

  1. 経験と知見を分かち合い、勇気をもって子どもたちに還元します。
  2. フォーラム内でのつながりを通じて得た気づきやモチベーションを子どもたちに還元します。
  3. 専門外の課題に直面した際、信頼できるメンバーにつないで子どもたちのニーズに最良の形で応えます。

フォーラムに参加する3つのメリット

教育情報のプラットフォームになる

  • 教育情報や経験・知見を共有する
  • それぞれの場で、必要な方に情報を伝える
  • 2050年を考える高い視座をもつことができる

指導者のモチベーションアップ

  • 仲間を得て、指導者自身の人生を豊かにする
  • 指導方法に関する「引き出し」がふえる
  • 各自が職場での長期的な成功にむかう力を得る

子どものニーズを満たす場所

  • 自分の専門外のニーズが発生した場合、信頼できるメンバーにつないで、子どもが今必要とすることを満たすことができる
  • メンバーの協力と連携によって、自らの信頼性が高まる

運営スタッフ

代表 河野藤(かわのふじ)

  • 合同会社まなび研究所
  • 小中個別指導学習塾運営24年
  • 日本みらい教育コンサルタント協会主催
  • 指導対象 保護者さま、小・中学生

副代表 鈴木さちこ

  • 先生すまいるラボ 代表
  • 公立小学校勤務37年
  • 教育委員会指導主事 公立教育センター所長
  • 元校長
  • 前公立教育センター相談員
  • 学校心理士
  • 指導対象 先生、発達障害、不登校、未就学

ファシリテーター 西野靖江(にしのやすえ)

  • 「共創空間」主宰
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 共創ファシリテーター
  • 組織・会議コンサルタント

第7回フォーラムの報告

フォーラムの理念

私たちは子どもを中心にしてつながり、学んだことを子どもたちに還元します。

1.日時

2024年12月15日(火)20:00〜21:00 (日本時間)

2.場所

オンライン (Zoom)

3.内容

1)新入会者のご紹介
⋄髙濵愛さん
大学教員、10月と11月に本を出版。「一人でできる留学準備活用ノート」

⋄金田恭子さん
公文のスタッフとして現在も活躍中。教育コンサルタントとして活動を開始。

2)植村美枝さんのお仕事紹介
植村美枝さんは、ティーンエイジャーコーチおよびポジティブ心理学子育てコーチとして活躍されています。自身の経験を通じて、子どもが親や教師の期待に応えるのではなく、「ありのままの自分」を受け入れることの重要性を伝えています。日本人の自己肯定感の低さを示す「今の自分が好きと思う人が4%」というデータを基に、自己肯定感の大切さについて解説されました。さらに、「条件付きの自己肯定感」が「良い自分」しか認められない苦しみを生むという指摘には、多くの共感が寄せられました。

3)本日のディスカッション報告:テーマ「私たちの自己肯定感について」

本日のディスカッションでは、自己肯定感に対するさまざまな意見や気づきが共有されました。以下に主な意見をまとめました。

①自己肯定感の再認識
・「自分は自分のままでいい」という考えに共感する声が多くありましたが、子どもの頃は母親や先生を喜ばせようと良い子であろうと努めていたという経験が語られました。

・また、大人になっても「良き先生」「良き母」でなければならないと思い込んでいたという声もあり、条件付きの自己肯定感がもたらす負担についての話題が出ました。

  1. 自己肯定感の捉え方・
    自己肯定感を「プラスもマイナスも含めた自分を受け入れること」と捉える意見がありました。・一方で、「自己肯定感を考えたことがない」「自己肯定感を持ったら成長が終わりだと感じる」という意見もあり、自己肯定感について深く考えるきっかけになったようです。
  2. 具体的な子どもとの接し方
    ・無条件で子どもや甥っ子に接することの大切さが共有されました。例えば、「塾に行って帰ってきただけでOK」と伝え、その努力を認めることで自己肯定感が育つという具体例が挙げられました。
    ・また、無条件に子どもを認めることで、子ども自身がやりたいことに挑戦し、成長し続ける姿を見ているという体験談が共有されました。
  3. Mieさんの活動への共感
    ・Mieさんが自身の体験から気づきを得て、多くの葛藤を乗り越えながらコーチとして活動している姿に感銘を受けたという声があり、「天職だと思う」という意見もありました。

【まとめ】
今回のディスカッションでは、自己肯定感に対するさまざまな視点や体験が共有され、参加者全員が改めて自分の考えを深める良い機会となりました。特に、「無条件に子どもを認めることの重要性」や、「自己肯定感の尺度は自分自身で決められる」という意見には多くの共感が寄せられました。

4.参加者

9名

5.次回の開催予定

2025年2月4日(火)日本時間20時

 

 

第6回フォーラムの報告

フォーラムの理念

私たちは子どもを中心にしてつながり、学んだことを子どもたちに還元します。

1.開催概要

日 時: 2024年10月6日(月)  日本時間20:00~21:00
場 所:オンライン(zoom)
参加者:8 名
・植村みえさん(ニューヨーク在住 ポジティブ心理学 ティーンエイジャーコーチ)
・奥野みどりさん(イギリス在住 教育コンサルタント)
・中澤慶子さん(京都府 けいちん塾経営 小学校の教員経験)
・加賀谷まりなさん(札幌 キッズ英会話スクール 不登校、発達の子どもを対象)
・Eさん(教育コンサルタント)
・西野靖江さん(ファシリテーター)
・鈴木佐治子さん(学校心理士)
・河野藤(教育コンサルタント、学習塾運営)
テーマ: 「自己肯定感について」

2.内容

2-1.新入会員紹介

新メンバーとの出会いの場
◆加賀谷まりなさん(キッズ英会話スクール 不登校、発達の子どもを対象)

2-2.お仕事紹介 植村美枝さん

ポジティブ心理学の観点から、資料をもとに自己肯定感についてのお話をしていただきました。

2-3.自己肯定感について

テーマ「自己肯定感」について、活発に意見交換が交わされました。下は意見の一部です。

・自己肯定感を高めるには、「共感」し、子どものそのままの感情を認める。そしてそれを伝える。
・「ほめる」ことで自己肯定感は高まるか。
・条件付きのほめ方は条件付けの自己肯定感は育つ。例えば「できたこと」でほめるという条件になる。
・本当はどのような気持ちなのか?その気持ちに共感することで自己肯定感が高まるのでは?
・ネガティブなことは、子どもの今の気持ちに共感することが大切ではないか。・ポジティブなことは褒められるが、ネガティブなことは難しい。「おもちゃを取られて悲しいね」受け止めていくことではないか。
・ネガティブな時はそっとして、美味しいものを食べて心が安定してから話しかける。
・子どもは勉強ができるようになりたいと思っている。どうしたらできるようになるか目標を子供と一緒に考える。それを実現していくことで「できた」自信になる。自己肯定感は高まる。
・指導する時は、宿題を忘れたことは咎めず、理由を聞きできる方向を一緒に考える。
・子どもが自己主張(自分を考えを言ってよい)できる環境を日本の教育は育んでいない。一方、謙虚で人の気持ちを察するところは日本の教育のいいところで継承してほしい。
・「できた」から自己肯定感が高まるのではなく、もっと深く考えるとその子が幸せなのか?ということを考えて大人が寄り添っていくことで自己肯定感は高まるのではないか

次回フォーラムのお知らせ

日 時: 12月15日(火)日本時間20時~
テーマ: 未定 今回の話し合いをふまえて決定します。
場 所: zoom​ 参加費: 無料
​​途中入室、途中退席OKですので、お気軽にご参加ください。

現在4ヶ国25名の女性が在籍しています。(2024年7月現在)英語コーチ、教育コンサルタント、(現・元)教員、家庭教師、主婦などいろいろな方がいます。教育に関心のある方の参加を心から歓迎します。

5.連絡先

ご興味がある方は、河野までご連絡下さい。こちらからどうぞ。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

第5回フォーラムの報告

フォーラムの理念

私たちは子どもを中心にしてつながり、学んだことを子どもたちに還元します。

1.開催概要

日 時: 2024年8月6日(月)  日本時間20:00~21:00
場 所:オンライン(zoom)
参加者: 8名
テーマ: 「子どもの主体性を伸ばすための工夫」

2.内容

2-1.新入会員紹介

新メンバーとの出会いの場!
◆福岡在住の中村福美子さん
ラクドク(速読教室)を運営。経営理念は「本来あるべき姿にもどってね」。楽読教室での指導経験から、子どもの可能性を広げるためのヒントをシェアしていただきました。また高校野球部でのメンタルコーチとしての働きについてもお伺いしました。

◆深見綾子さん
初参加。東京都・神奈川を中心に、小学校お受験 咲良コンサルタント®として活躍中。

◆米森寛子さん
初参加。札幌で家庭教師として活躍中。

2-2.子どもの主体性を伸ばすための工夫

意見の一部
・主体性を持たせるには。楽しいという雰囲気づくりが大切
・大人が話しやすい雰囲気を作ってあげる
・目標を持たせるということも大切
・「目標を達成したらあなたはどうなるの?」 というような問いかけで目標を考えさせる
・どんなことがあっても人と人との信頼関係を作っていくことが大切
・信頼関係を作るには目線を合わせていくことが必要
・ 表現力が乏しくても、言いたいことを最後まで言える環境を作ってあげる
・子どもが自信がなくて、ママの顔を見ることがある。そういったことも保護者に伝える
・ジャッジしないで本当に承認してあげる
「〇〇してえらいね」ではなく「〇〇してるんだね」と言って、子どものありのままの状態を認める
・子どもたちのプレッシャーを認めてあげると肯定感を持つことができるし、軸が育っていく
・今子どもたちが多様化した。とても繊細な子どももいる
・子どもは先生がどんな人かをとてもよく見ている
・楽しんでいる先生がとても人気がある
・「こうでなくちゃいけない」という考え(バイアス)が先生にある
・アメリカに行ってくると、日本の空気感が本当に違うことに気がついた。「周りと一緒であればいい、このままでいいや」というような、ぬるま湯のような感覚

今回のフォーラムでは、子どもの主体性を伸ばすための様々な意見が交わされました。

次回フォーラムのお知らせ

日 時: 10月15日(火)日本時間20時~
テーマ: 「子どもの自己肯定感を高めるための工夫」
場 所: zoom​ 参加費: 無料
​​途中入室、途中退席OKですので、お気軽にご参加ください。

第4回フォーラムの報告

フォーラムの理念

私たちは子どもを中心にしてつながり、学んだことを子どもたちに還元します。

1.日時

2024年6月11日(火)日本時間20時~オンライン開催

2.内容

2-1.新入会員紹介

◆田中響子さん (ルクセンブルク在住)
元教員で現在は「スーパースピーチキッズアカデミー」 主宰。
ルクセンブルグは神奈川県と同じ面積で、その中に170ヶ国の人が住んでいる。人口の72%が外国人。
公用語は3言語で、4才からはルクセンブルク語、小学校の教科書はフランス語とドイツ語、中学校はドイツ語、高校はフランス語を学ぶ。 言語も常識もそれぞれ違う環境の中で生活している。

◆堤梨佳さん(福岡市在住)
元朝日新聞社勤務で現在は「一般社団法人 学びにSPARKを」の代表理事。 多様な価値観に触れることで子供たちが見る世界や価値観が一瞬で変わることSPARKと表現している。各学校の授業で、教室からオンラインで世界一周できる多文化交流授業を提供している。 ​

2-2.テーマ「コミュニケーション」

◆意見の一部
・子どもは発信の矢印が外に向いているが、大人は内に向いている ・小学生にもすでに「普通」という基準がある
・とがっていることが「かっこいい」という価値観がある
・大人も子供も自分はどう見られてるかを気にしすぎる人が多い
・子どもたちが自信を持つためには、まず大人がしっかり受け止めることが必要
・学校と家庭と子どものコミュニケーションのすれ違いをなくしたい

次回の予告

日 時: 8月6日(火)日本時間20時~
テーマ: 今回の内容をふまえて、後日お知らせします。
場 所: zoom​ 参加費: 無料
​​途中入室、途中退席OKですので、お気軽にご参加ください。

第3回フォーラムの報告

フォーラムの理念

私たちは子どもを中心にしてつながり、学んだことを子どもたちに還元します。

1.日時

2024年4月16日(火)日本時間20時~オンライン開催

2.参加者

参加者8名

3.内容

3-1.初参加の会員紹介

◆Nさん
シンガポールへ出発直前の空港から参加
「東京インターハイスクール」の学習コーチ

◆Zさん
​青森市在住 教育関係者

3-2.二つのテーマ
「コミュニケーション」と「社会との関わり」

今回はテーマが二つありました。参加者は興味のあるグループに参加してディスカッションをしました。

◆「コミュニケーション」のグループ
Zoomなどの新しいコミュニケーションツールが教育現場でも活用されるようになり、コミュニケーションのあり方が変化していることについて議論されました。
具体的には、オンラインコミュニケーションが当たり前になり、コミュニケーションそのものの定義が変わりつつあること、今後どのようにコミュニケーションを深めていくべきかなどが話し合われました。

​◆「社会との関わり」のグループ
初参加のNさんの仕事内容についての話が主になりました。
Nさんは、ワシントンに拠点を置く「東京インターハイスクール」で学習コーチとして活躍しています。この学校には、約1/3が外国人、約1/3がハーフ、そして残りが不登校の日本人という、多様なバックグラウンドを持つ生徒たちが在籍しています。

この学校の特徴は、科目ごとの学習時間は決められているものの、学習内容の選択が生徒に委ねられている点にあります。Nさんは、生徒たちが自己決定を行い、自発的に学習を進められるよう支援しています。その結果、生徒たちが主体性を持ち、自ら学びを深めていく姿勢を育んでいます。

この取り組みについて、日本の教育制度とは異なる部分に驚きや「どうやって指導するのか」など関心を示す声が、参加者の間で上がっていました。

東京インターハイスクールhttps://www.inter-highschool.ne.jp/

次回の予告

​日 時: 6月11日(火)日本時間20時~
テーマ: 今回のトーク内容を整理して共有
場 所: zoom​
参加費: 無料
​*途中入室、途中退席OKですので、お気軽にご参加ください。

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