【家族愛】いつまでも残るもの

「私が行けなかったところへ行って、
私が見れなかったものを見てほしい」

92歳だった義父が亡くなって7年。

「財産はない」
と聞いていましたが
今頃になって、なぜか
まとまったお金が出てきたそうです。

息子3人が集まって
お金をどうするか考えたところ

「じーさんなら
自分が行けなかったところへ行って、
自分が見れなかったものを見てほしい
とか言いそうだな」

と言う話しになり、
それなら自分たちよりも

「若い世代の方がいいだろう」
と決まり、
等分されて8人の孫が受け取りました。

21歳の私の娘は
お金を見て
飛び上がって喜ぶかと思いきや

話しを聞いて
じーんとしたようで
「本当に優しくしてくれたよね」
と静かに言いました。

本が好きだった義父は
時代のめぐり合わせて
学校に行けませんでした。

私は聞いたことがありませんが、
「勉強したかった」
と、若い頃言っていたそうです。

三人の男の子を育てるために
新聞販売所を営み、
年に2回の休刊日以外は
どんな天気の日も
毎日配達をしていました。

夫の耳の形は
義父にそっくりで
ぼんやり眺めていると
私にさえ、
あたたかな居場所を作ってくれた
優しさがよみがえります。​

ーーーーーーーーーーーーーーー
時代を超えて
いつまでも残るもののうち
一番優れているのは「愛」である
ーーーーーーーーーーーーーーー
という言葉が、やっと
本当の意味で理解できました。

私の小さな想いを
最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。

あなたが、
今、あなたの横にある
小さなあたたかさに
気がつくことができるように、と願います。

執筆者の紹介


河野藤(かわのふじ)
札幌在住 社会人二人と大学生の母
趣味は旅行、読書、犬の散歩。

個別指導学習塾を24年間にわたり運営。
2015年頃から、
「勉強する意味がわからない」と
深く悩む子どもを目の当たりにし、
教育コンサルタントとしての活動を開始。

「子どもの可能性を広げ、
家族が明るく元気になること」
を目標に、日々活動中。

みらい教育の理念

みらい教育では、教育の最終目標を
「自立」と捉えています。

お子さまの将来の可能性や進路を考える際、
偏差値が唯一の判断基準にならないよう
最新の教育・学校情報を提供すると共に、

「自立」を支える「親子の信頼関係」を
構築する方法もお伝えしています。

ご興味がある方は、お客様の声をご覧ください。

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