「入りたい」と「絶対に入る」のちがい

「この成績で、志望校に受かりますか?」
そんな保護者の問いに、“本当に必要な答え”は何でしょうか。
志望校合格に向けて大切なのは、学力だけではありません。
鍵となるのは、「気持ちの持ち方」と「決める力」。
今日は、ある母子との出会いを通して、意識が変わることで結果が変わるということ、そしてその過程にある親の関わり方の大切さをお伝えします。

1.「入りたい」と「絶対入る」の違い

ある年の5月、
お母さまと中3の娘さんが入塾の相談に来ました。

挨拶もそこそこに、お母さまは春の模試の成績票をカバンから取り出しておっしゃいました。

「これで、〇高校大丈夫ですか?」聞き方が少し妙だったので
「なぜそうお聞きになるのですか?」と問い返しました。

「実はここに来る前に〇塾と△塾に行って同じように聞きました。
”まぁ…、大丈夫でしょう”と同じように言われたので…」

他の塾で言われたことに、引っかかることがあるもののうまく言葉にできないようです。
でも母親である私には、お母さまの気持ちがよ~くわかります。

母親の気持ちはシンプルです。
「とにかく私の子供をしっかり見てほしい!」

ところが大手の集団指導塾の「まぁ…、大丈夫でしょう」という言葉には
「あのクラスに所属するのがいいだろう」
というクラス分けのニュアンスを感じます。

それでお母さまは
「この塾に入ったら、集団の中の一人という扱いだよね…」
「気になることがあっても、たぶん気軽に相談できないな…」
と不安になったのだと思います。

私はお母さまに、
『お伺いしますが、お子さんはその学校に”入りたい”のですか?それとも”絶対に入りたい”のですか?

お子さまが「できれば入りたい」というなら、私も「まぁ、大丈夫です」と答えます。
でもお子さまが「絶対に入りたい」と言うなら、私の答えは「やっぱり足りない」です。

まず「どれくらい合格したいのか?」をお子さまの気持ちを確認すると、塾選びも迷わなくなると思いますよ』

すると横で聞いていたお子さまの顔がぱっと輝いて、お母さまが答える前に「絶対に合格したい!」と言いました。

2.「絶対に合格したい!」を支える

その生徒さんについて「テストの度に得点を伸ばして最後は余裕で合格しました」と言うと、なんだか広告のようですよね。

事実はそうですが、経過はかなり違います。

ある程度高いところからさらに伸ばすのは大変です。

不得意な単元が出題されると「五科目総合でぎりぎり3点上がった」ということもありました。

彼女は真面目なので、できないかったところに注目して落ち込むことが多かった。

そんな時に「どれくらい合格したいかって話だよね?」と聞いても仕方ないので

「〇〇ちゃんがどう思っているか分からないけど、私は絶対に〇〇ちゃんに受かってもらうって決めてるよ!だから大丈夫!」と何度も声をかけました。

そう言うと、笑うんですよね。

決めるって大切なことだと思います。

同じように、お母さまが「お子さんの気持ちをサポートする」と決めることも大切だと思うのです。

やってみるとわかりますが、優しい言葉がタイミングよく自然にでてくるなんてことはめったにありません。

お母さまにお願いがあります。「今日、子どもの話を最後まで聞こう!」「今日、笑顔になる言葉をかけよう!」と決心してください。

すると、お子さんは「もうできない」と思った地点からもう一歩踏みだせすことができるかもしれません。

(意外と踏みだします)

ぜひその瞬間を見てほしいと思います。それは成長を感じるあたたかい瞬間です。

3.私たちみらい教育ができること

「学校の勉強についていけるか心配…」
「勉強のやり方がわからないみたい…」
そんなふうに感じたことはありませんか?

今の子どもたちは、親世代が
経験してこなかったような新しい学び方の中で育っています。
だから、わからないことが合って当たり前です。
お母さんが一人で不安を抱え込まないでくださいね。

私たち〈みらい教育〉では、忙しい毎日を送るご家庭でも、お子さまが自分のペースで前向きに学び、成長できるように、以下のようなサポートを行っています。

1.ご家庭で“一人で”学べるように、学習習慣をつけます。
親がつきっきりにならなくても、お子さまが自立して学べるように仕組みを作ります。

・受験・不登校・習い事との両立も安心の学習コーチング
時間が限られていても大丈夫。一人ひとりの状況に合わせた学び方をご提案します。

・お子さまの将来に迷ったとき、頼れる“のパートナー”として

「受験するかどうか迷っている」「学校に行けなくても勉強は続けさせたい」―
そんなご家庭それぞれの悩みに寄り添い、最適な学び方や進路の選択を一緒に考えます。

お客様からは
「勉強しなさいと言わなくても机に向かうようになった」「プロのサポートがあるから長期的に頑張れた」といったお声もいただいています。

「ちょっと話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。どうぞお気軽にご相談ください。無料相談のお申し込みはこちらから。

お客様の声はこちら。

*公式LINEでも学びのヒントをお届け中*
日常のちょっとした声かけや、
子どもとの関わりに役立つ情報を
公式LINEで定期的に配信しています。

「いつも読んで、気持ちが楽になります」
「子どもへの接し方に、自信が持てるようになりました」そんなお声をたくさんいただいています。

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4.  執筆者の紹介

河野 藤(かわの ふじ)
札幌在住 社会人2人と大学生の母
趣味は旅行、読書、犬の散歩。自然の中を歩く時間が、何よりのリフレッシュです。

小中学生向けの個別指導塾を25年間運営してきました。
長年、たくさんの親子と向き合ってきた中で、とくに印象的だったのは、
「どうして勉強しなきゃいけないの?」と悩む子どもたちの姿でした。

2015年からは、学ぶ意味や生き方に悩む子どもたちを支えるため、教育コンサルタントとしての活動をスタート。
お子さまに学習習慣をつける、受験や不登校の悩みなど、親子をサポートしています。

でも、私自身も子育てにたくさん悩み、戸惑いながらやってきました。
だからこそ、「こんなこと聞いていいのかな?」というようなことも、安心して話していただける関係を大切にしています。

「子どもの可能性が広がり、家族が明るく元気になること」──
それが、私のいちばんの願いです。

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