【共通テスト直前】大学受験を見すえて、小学生からできること

皆さん、こんにちは。
教育コンサルタントの斎藤亜紀子です。この記事では、私自身の「受験での大失敗」から学んだ教訓を交えながら、親子で取り組める「家族会議」のすすめをご紹介します。

お子さまの未来に向けた準備を始めるきっかけとして、参考にしていただけると嬉しいです!

1.もうすぐ共通テスト!

令和7年度 大学入学共通テストの実施日程は、令和7年1月18日(土)と19日(日)。ちょうど一週間後に行われます。今日は、大学というところを、簡単にわかりやすく解説しますね。
(知ってるよ!という方はスルーしてください)

大学の仕組みは、大きく分けて以下の要素から構成されています。

1-1 大学の種類

大学は、設置主体によって大きく3つに分けられます。
・国立大学: 国が設置し運営する大学。伝統があり、研究重視の傾向がある。
・公立大学: 都道府県や市町村が設置し運営する大学。地域に根ざした教育を行う。
・私立大学: 学校法人が設置し運営する大学。多様な学部・学科があり、特徴的な教育を行っている大学が多い。

1-2 学部・学科、大学院

大学には、様々な学部・学科があり、それぞれ学ぶ分野が異なります。
・文学部: 国語、歴史、哲学など
・法学部: 法律、政治学など
・経済学部: 経済学、経営学など
・理学部: 数学、物理学、化学、生物学など
・工学部: 工学、機械工学、電気工学など
・医学部: 医学、歯学、薬学など

また上記のような学部教育に加えて、より専門的な研究を行う大学院教育があります。

1-3 入試方法

大学に入るには、様々な入試方法があります。
・一般入試: 学力試験と場合によっては面接もあり
・OA入試: 志望理由書や面接などによって選抜
・推薦入試: 高校の先生からの推薦が必要

このうち、一般入試の中で採用されるのが来週行われる「大学入学共通テスト」です。

2.我が家の大失敗!

私は恥ずかしながら、長男が高校3年生の夏を過ぎるまで、この共通テストのしくみを、全くと言っていいほど知りませんでした。
長男本人が国立大学を目指すことを決め、本気で勉強し始めたのを見て「これは親も本気にならなければ!」と焦りました。
そこから経験者のお友達に相談したり、インターネットで調べたりする日が続くことになります。

子どもの受験をあたたかく見守りたいと思っていたのに、とても不安で焦りました。

大失敗は他にもありました。
・親の考えを、子どもが小さいうちから少しずつ伝えておけばよかった…
・子どものやりたい事を具体的に聞いて、親子で共有しておけばよかった…

皆さんにはそんな大慌ての受験を迎えてほしくないので、小学生のうちから少しずつ今から準備を始めてほしいなと思います。

3.家族会議のすすめ

そんな後悔をした私から、みなさんへのご提案です。それは、お子さんの将来についての「家族会議」をすること。

会議と書いてはいますが、かた苦しく考えないでくださいね。普段の会話の中で、なにげなく「将来について」話してみましょう。
お父さん、お母さん、そして同居しているならばおじいちゃんやおばあちゃんも一緒に、お子さんの夢を聞いてあげて下さい。

「うちの子はまだ小学生、まだまだ先の話だわ〜」と思った方もおられるでしょう。でも中学生や高校生になって、思春期や反抗期を迎えてからでは、本音を聞き出すのはとても苦労します。部活や塾などにも忙しくなり、親子が面と向かってまじめに話をする、という時間をもつのも難しくなってきます。
お子さんが小さい時から、気軽に、少しずつ将来の話を進めることで、年齢が上がっても自然にその話題をもち出せるようになります。

3-1 少しづつ子どもの考えを引き出していきましょう!

「○○ちゃんは将来何になりたい?」
そんな質問からでよいと思います。その時は「わかんなーい」という返事しかできなくても、一度そんな質問をされたお子さんは、何かをきっかけに急に思いついて話してくれることもありますので、焦る必要はありません。

具体的にイメージ出来ないお子さんには、
「何をしてる時が楽しい?何が好き?」といった話題から、広げていきましょう。
少しでも興味があること、関心をもっていることが分かると、それを体験する機会を作ってあげることもできますね。

3-2 将来なりたい職業がでてきたら

その職業について、図書館やインターネットを使って、親子で調べてみましょう。
・その仕事をするのに必要な資格は?
・資格を取るにはどんな方法があるの?
・大学や大学院に行った方がよい?

お子さんの年齢に合わせて、理解できる範囲で情報を集めてみることをおすすめします。

3-3 気をつけること

1)お子さんの言葉に耳をかたむける

お子さんの言葉に共感し、具体的に質問を返すことで、お子さんが自分の考えを整理し、夢を具体的にイメージできるようにうながします。

2)たくさんの選択肢をしめす

一つの夢に固執させるのではなく、さまざまな可能性があることを伝え、お子さん自身が興味のある分野を探せるようにサポートします。

3)体験を通して学ぶ

本を読んだり、実際に体験したりすることで、お子さんはより深く夢について理解し、モチベーションを高めることができます。

4)無理強いしない

お子さんのペースに合わせて、ゆっくりと夢を育んでいくことが大切です。
そして、親自身が夢を持っていたり、目標に向かって努力している姿を見せることも、お子さんにとって大きな影響を与えます。大切なのは、お子さんと一緒によりよい未来を描き、そのために今できることを一緒に考えていくことです。

この冬休み、そして年末年始を家族で楽しく過ごされて、親子、家族の絆をより深められたのではないかと思います。そんな機会を活かして、ぜひ楽しい『家族会議』を開いてみてくださいね。

3.まとめ

家族で将来を話し合う「家族会議」をしませんか?
・普段の会話を通じて、お子さんの夢や興味を引き出し、共有することが大切。
・小さい頃から少しずつ将来について話し合い、情報収集を始めることで、子どもの可能性が広がる。

4. 最後に ‐私が教育コンサルタントになった理由‐

「我が家の大失敗」で書きましたが、私は長男の大学受験の時不安でいっぱいでした。複雑な受験システム、大学や受験の費用、志望校と滑り止めの選び方、そして浪人を想定する場合の準備……すべてが未知の世界でした。

「子どもが頑張っている姿を見守りたい」という気持ちだけはあったものの、高校3年生の夏に親としてどのようにサポートすればいいのか悩み、色々調べました。そんな時に出会ったのが「みらい教育」の河野先生の投稿でした。思い切って相談した結果、たった3回のコンサルティングで、志望校や受験の見通しが立ち、家族全員が一致して息子を応援できるようになりました。その時、初めて「安心して受験に向き合える環境」の大切さを実感したのです。

その経験を通じて、私と同じように受験の不安や悩みを抱えている方が多くいることに気づきました。そして「かつての私のように迷う方の力になりたい」という思いが生まれ、教育コンサルタントとして活動を始めました。受験は人生の大きな岐路の一つです。だからこそ、親としてのサポートが子どもにとって安心と力になります。そのためのお手伝いができればと思っています。

執筆者の紹介

教育コンサルタント 齋藤亜紀子先生


京都で生まれ育ち、結婚を機に富山へ。
現在は中学生、高校生、大学生の3人の息子の母。

教育コンサルタントとアスリートフードマイスターの資格を持ち、高校受験の情報や食事と栄養、部活と学習を上手に両立する秘訣などをお伝えしています。

みらい教育の理念

みらい教育では、教育の最終目標を「自立」と捉えています。

私たちは小中学生の家庭教育をサポートし、子どもたちが自ら考え行動し、目標に向かって進む力を育てることを目指しています。

具体的には「みらい教育プログラム」で本当の学習習慣をつけたり、「みらいサポート」で受験、不登校など学習習慣以外のいろいろな課題をお母さまと一緒に解決したりしています。学習指導も可能ですので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

ご興味がある方は、お客様の声をご覧ください。
お子さまの教育にお悩みの方は、お気軽に「パパママ無料教育相談窓口」をこちらからご利用ください。

関連記事

RELATED POST

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
MENU
お問合せ

TEL:090-6690-5081

営業の電話はご遠慮ください。