大学を卒業して3年。
希望にあふれて入社しても、ノルマや落胆することも経験していろいろなことが見えてくると、心に疲れを感じるのはごく普通のありふれたことだと思います。
それなのに「疲れたから少し仕事を休もうかと思う」と電話で言われると、私は諭すことも思いつかずすぐに飛行機で帰るように言いました。
大人になってしまった今も、母親の私には自転車に乗っていた頃の幼い面影が簡単に見て取れて、「何か食べさせてやりたい」「ゆっくり休ませてやりたい」と心が騒ぎます。
それなのに、たった2日で元気になって、彼は「大変だけど困っている人の助けになる仕事」に戻っていきました。
今はもう、大人になった子どものために祈ります。改めてこれまでを振り返り、子どもがいることで与えられた喜び、不安、心配のすべてに感謝します。
目に見えることしか見えず、今でも、親として心が揺れ動くことがあります。どうか彼に用意された道を彼自身が見つけ喜んで歩いていけるように、その足元を照らす光を与えてください。
困難の時に、そばに良き助け手を与えてください。
報われない時、力を与えてください。
悲しむ時、どうぞ隣にいてください。
そして喜ぶ時、大きな愛に圧倒されながら感謝できるようにしてください。
たとえ人間の目には不幸や悲しみに見えることが起こっても、後に振り返った時に「あのことは、私にとってかえって益であった」と言えるように人生を導いてください。
もしも私にまだ祝福があるなら、どうぞ子どもに与えて、怪我や病気、トラブル、全ての災いから遠ざけ、信頼と喜びで満たしてください。
あなたに全てをゆだねて、心から感謝とともに祈ります。
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わたしの小さな想いを、最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「家族愛」や「家庭教育」など15年前の自分が知りたかったことをその頃の自分に向けて時々書いていますが、もしも今、頑張って子育てをしている若いお母さまが幸せを感じる小さなきっかけになりましたら幸いです。
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