小学校6年生のお母さまから、社会に関する質問がありました。ありがとうございます!これに対して、私立高校の社会科の先生(入試担当)が、「小学生が楽しく学ぶために」という視点で答えてくださいましたので、ここでご紹介します。
目次
1.2022年から高校で必修となった「歴史総合」とは、どんな内容?
- これまでの「日本史」と「世界史」が合体!日本と世界の歴史を一体的に学びます。
- テーマは「近代化」「大衆化」「グローバル化」。産業革命や民主主義の発展、国際交流の活発化など、近現代の大きな変化を理解します。
- 単に暗記するだけじゃダメ!資料を読み解き、様々な視点から歴史を読み解く力が求められます。
- 歴史から学び、現代社会の課題について考え、自分なりの意見を述べられるようを目指します。
2.「歴史総合」の授業ってどんな感じ?
- 時代を追って学習しながら、テーマを決めて深く掘り下げる「主題学習」が中心です。
- 先生の話を聞くだけじゃありません!グループワークやディスカッションを通して、自分の考えを積極的に発表し、議論します。
3.小学生が歴史総合を楽しむために
3-1.日本史をしっかり学ぼう!
「歴史総合」では、日本と世界の歴史を繋げて学びます。日本史の流れを理解しておくと、世界史との関連性も分かりやすくなります。年代や出来事を覚えておくと、頭の中で歴史のマップが整理しやすくなりますよ。
具体的な方法
- 小学校の教科書や参考書を使って、日本史の流れをしっかり復習しましょう。
- 歴史に関する漫画やアニメ、ゲームなどを活用するのもおすすめです。楽しみながら知識を深めることができます。
- 歴史的な場所を訪れたり、歴史に関するイベントに参加したりするのも良い経験になります。
3-2.世界地理に興味を持とう!
世界各地の歴史事象を学ぶ「歴史総合」。地理的な位置関係や特徴を知っておくと、理解が深まります。ヨーロッパやアジアの国々の位置、首都、気候、自然環境などを調べてみましょう。
具体的な方法
- 世界地図を見ながら、各国の位置関係を把握しましょう。
- 国旗や首都名などを覚えておくと、より理解が深まります。
- 世界の文化や習慣について調べてみるのも面白いですよ。
3-3.歴史に関する本や映画を楽しもう!
歴史総合では、歴史事象を分析したり、考察したりする力が求められます。そのためには、歴史に対する興味や好奇心が大切です。歴史に関する本や映画は、歴史の背景や人物に感情移入したり、自分ならどうするかと想像したりすることができます。これは、歴史を学ぶとても良い方法です。
具体的な方法
- 自分の好きな時代や人物に関する本や映画を選んでみましょう。
- 歴史に関する小説やノンフィクションなど、様々なジャンルの作品に触れてみるのもおすすめです。
- 映画を見た後は、その内容について家族や友達と話し合ってみるのも良いでしょう。
4.まとめ
「歴史総合」は、単なる暗記科目ではありません。資料を読み解き、様々な視点から歴史を読み解く力を養い、現代社会の課題について考え、自分なりの意見を述べることを目指すものです。ただ今は先生も新しいカリキュラムになり試行錯誤しているそうです。質問をくださったお母さまのお子さんが高校生なる頃にはすっかり変わっていることと思います。社会が好きだとお伺いしましたので、高校で勉強するのが楽しみになりますね!
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひ「歴史総合」を楽しく学んでください!
さらに詳しく知りたい方へ
NHK高校講座「歴史総合」 https://www.nhk.or.jp/school/
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6 執筆者の紹介
河野 藤(かわの ふじ)
札幌在住 社会人2人と大学生の母
趣味は旅行、読書、犬の散歩。自然の中を歩く時間が、何よりのリフレッシュです。
小中学生向けの個別指導塾を25年間運営してきました。
長年、たくさんの親子と向き合ってきた中で、とくに印象的だったのは、
「どうして勉強しなきゃいけないの?」と悩む子どもたちの姿でした。
2015年からは、学ぶ意味や生き方に悩む子どもたちを支えるため、教育コンサルタントとしての活動をスタート。
現在も日々の指導を続けながら、2024年からは全国に教育コンサルタントを広めるための養成講座も開講しました。
私自身も、子育てにたくさん悩み、戸惑いながらやってきました。
だからこそ、「こんなこと聞いていいのかな?」というようなことも、安心して話していただける関係を大切にしています。
「子どもの可能性が広がり、家族が明るく元気になること」──
それが、私のいちばんの願いです。
日本みらい教育コンサルタント協会代表 河野藤
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